発注から商品納品までの一般的な流れと納期については、以下の通りです。

1. お問い合わせ・見積もり依頼

• まずはお問い合わせフォームまたはメールにて、造形物の仕様（サイズ、材料、個数、出力方式など）をお知らせください。
• 当社にて詳細を確認後、見積もりを提出いたします。

2. データ確認・入稿

• ご注文内容が確定しましたら、3Dデータ（STL、OBJ、3MF など）をご入稿いただきます。
• データの確認が完了次第、造形に進む前に最終仕様を確認いたします。

3. 造形作業

• データの確認後、指定の造形方式で製造を開始します。
• 造形にかかる時間は方式や材料、造形物の大きさや数量によって異なります。

4. 仕上げ・検品

• 造形完了後、必要に応じて表面仕上げやサポート材の除去などを行います。
• 最終的な品質検査を行い、指定通りの仕上がりか確認いたします。

5. 納品・発送

• 完成した製品はご指定の住所に発送いたします。
• 発送完了後、追跡情報などをお知らせいたします。

納期の目安

• FDMやマテリアルジェッティング：通常3～7営業日程度。
• 光造形（SLA）や粉末焼結積層造形（SLS）：7～10営業日程度。
• HP Multi Jet Fusion：7～10営業日程度。

※ 数量や仕様によって納期が変動する場合がございます。お急ぎの場合は、可能な限り対応いたしますので、お早めにご相談ください。

当社では、お客様のニーズに応じた様々な造形方式に対応しております。一般的なFDM（熱溶解積層法）やマテリアルジェッティングはもちろん、光造形（SLA）、粉末焼結積層造形（SLS）、さらにHP Multi Jet Fusionまで、幅広い方式での造形が可能です。用途やご希望に合わせ、最適な造形方式をご提案いたしますので、ぜひご相談ください

対応可能なデータ形式は以下の通りです。これらの形式に対応することで、スムーズに3Dプリントや造形が可能です。

一般的な3Dプリント対応データ形式

1. STL（Standard Tessellation Language）

   • 最も一般的な3Dプリント用データ形式で、ポリゴンメッシュによってオブジェクトの形状を定義します。
   • ほとんどの3Dプリンターで対応しており、推奨される形式です。

2. OBJ（Object File）

   • 色やテクスチャ情報も保存可能な形式で、複雑なデザインに向いています。
   • 色やテクスチャを保持したまま印刷したい場合に便利です。

3. 3MF（3D Manufacturing Format）

   • 新しい3Dプリント用ファイル形式で、データサイズが小さく、テクスチャやカラー情報も含めることができます。
   • 複数の3Dプリンターが対応しており、高品質の印刷に適しています。

4. PLY（Polygon File Format）

   • カラー情報を含めた形状データとしてよく使用されます。
   • カラーやスキャンデータが重要な場合に使用することができます。

CADデータ形式（変換が必要な場合もあります）

5. STEP / STP（Standard for the Exchange of Product Data）

   • 工業用CADデータの標準形式で、3Dモデルの幾何情報が含まれています。
   • 3Dプリント用にSTL形式などに変換して使用します。

6. IGES（Initial Graphics Exchange Specification）

   • 主にCADシステム間でのデータ交換に使用される形式です。
   • 3Dプリント用データに変換可能です。

7. その他（DXF、VRML など）

   • DXF（AutoCAD用）は2Dと3Dのデータ交換に使われますが、3D印刷には変換が必要です。
   • VRML（Virtual Reality Modeling Language）はカラー情報を保持できるので、カラー印刷対応プリンターに適しています。

もし特定の形式や変換についてご不明な点があれば、お気軽にご相談ください。